アルテのご紹介
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アルテのあらすじと感想
16世紀のイタリアのフィレンツェが舞台、芸術的にはルネッサンスと呼ばれる古典復興が花開いた時代。主人公は落ちぶれつつある貴族の娘で当時の女性は結婚する事が常識とされているに男性社会である芸術工房に入り画家になりたいという希望を燃やし、数々の軋轢を乗り越え、周囲の人にも恵まれ画家として独り立ちしていく姿を描いている作品です。現在20巻まで刊行されていますが次が最終巻になるそうで。
森薫さんに匹敵する緻密できれいな絵です。また、当時に絵というものは工房で描かれた工業製品なのだなと思いました。写真や動画がない時代なので、自分の姿を残すには絵を残すしかないですからね。そしてぶっちゃけこの時代に女性が絵を描いて独り立ちしていくことは可能だったんでしょうか?これに突っ込むのは野暮ですね。あと、強く思ったのは欧州、この作品はイタリアですが、コネや紹介社会なんだなと思いました。実力あっても紹介や後ろ盾ないとうまく生きていくのは厳しそうです。
アルテはどこで読める?
アルテは作者の大久保圭氏がコミックゼノンで連載しています。
本編はゼノンのサイトで1話と最新のひとつ前とふたつ前が無料で読めます。